どうもおばんどす~。
という訳で(?)前年から続く企画、独断と偏見で選ぶ漫画大賞、遅まきながら最終回です。
この企画自体
ウイイレにハマってたせいで軽く放置気味だったので軽くおさらいです。
漫画大賞の選考は第一回は
こちら、第二回は
こちらとなっており、ノミネートした作品の中から分野別に一作品を絞り、それぞれリアル部門、ファンタジー部門、格闘部門、スポーツ部門の各部門賞を授賞してきました。
残すところはギャグ部門と恋愛部門の選考←ここまできた
その部門賞をぞれぞれ選んだ所で、最後に絞った全部門賞の中から一作品に2006年の漫画大賞を贈りたいと思います。
では早速いってみますかね。
まずはギャグ部門から。。。
【ギャグ部門】デトロイト・メタル・シティ(ヤングアニマル)
兄ふんじゃった!(週刊少年サンデー)
ハヤテのごとく!(週刊少年サンデー)
中退アフロ田中(ビッグコミックスピリッツ)
ハヤテはギャグ漫画というよりラブコメの要素が強いマンガなので、本来はこのラインナップに混ざるべきではないのかもしれませんが。。
正直な所、私が疎いジャンルであるこのギャグ部門。
必然的に少数のラインナップになってしまいました。
ドタバタコメディと個性的なキャラたちが光る
ハヤテのごとく!。
ヤンキーくん一人だけでご飯三杯はいける
兄ふんじゃった!。
男の苦悩渦巻く下ネタとさりげに恋愛も挟む
中退アフロ田中。
どの漫画もそれぞれに魅力的です。
ただ、その中でも....
デトロイトメタルシティこの漫画は衝撃でしたw
(読んだ瞬間の衝撃は、初めて
ハトよめに出会った時に近いモノがあるかもしれません。)
とにかく笑いの領域が反則です。(イレギュラーな笑いと言った方がいいかもしれません。)
良い意味で子供に読ませたくない漫画。
正直、そんな漫画を他のギャグ漫画と比較していいのか分かりませんが...
今回はこの漫画に出会った瞬間の「インパクト」を買って、ギャグ部門賞には
デトロイトメタルシティを果敢にも選んでみたいと思います。
ではいよいよラストとなる...
【恋愛部門】クピドの悪戯Ⅱさくらんぼシンドローム(ヤングサンデー)
オレンジ屋根の小さな家(ビジネスジャンプ)
RANGEMAN(週刊少年サンデー)
赤灯えれじぃ(ヤングマガジン)
NANA(Cookie)
オフィスラブの
さくらんぼシンドローム。
家族ぐるみのアットホームなお付き合い
オレンジ屋根の小さな家。
国民的アイドルの美少女と振られっぱなしの少年の物語
RANGEMAN。
ほのぼの下町系
赤灯えれじぃ。
もはやドロドロの代名詞
NANA。
五者五様、様々な恋愛のカタチが出揃いました。
この中で、唯一少年漫画からのピックアップとなった
RANGEMANは本来は少年漫画らしく(?)ヒーロー戦隊モノである筈なのですが、戦う為の動機に恋愛が大きく関係している為か、最近は主人公の少年と国民的アイドルが接近していく様子が非常に面白いので、敢えて恋愛作品の枠組に入れさせて頂きました。
また、少女漫画からは映画の続編、更にはアニメ化で2006年も引き続き強かった
NANA。ただこの漫画は、恋愛と平行した音楽話がウリだった筈なのですが、本編ではナナが所属するブラストが音楽業界である程度の成功を収めてしまったせいで、最近は専ら恋愛でしか変化を見せれなくなってきているのが(しかもドロドロの方向で)痛いですね。
個人的には既にピークを過ぎた感が否めません。
しかしこの中でも、「リアルな恋愛」として非常に見ていて共感できた漫画としては...
さくらんぼシンドロームになってしまうのでしょうか。
特に恋愛を主題とする作品は、他のジャンルと比べ心情面をより描く事から、主人公に如何に感情移入できるかが作品の面白さを左右する割合が強いと思うのですが、「クピドの悪戯」第一部「虹玉」、第二部「さくらんぼシンドローム」で描かれる主人公の境遇は自分のような20代青年の異性に対する悩みを上手く反映していて読んでいて面白かったです。
"好き"という気持ちだけではやっていけない、性も絡んだ恋愛。
かと言ってドロドロな鬱展開にもなり過ぎず...
程よく恋愛の難しさを上手く表現できている作品だと思います。
二部では現在クールな女上司"麻生さん"のギャップがネットでも大フィーバーを巻き起こしているようですが(笑)、いずれ主人公の青年も二人の女性の間でやりきれない葛藤で苦しむことになると思います。
という訳で
さくらんぼシンドロームだけでまだまだ語れそうな気もしますが(何)、やはりクピドスキーな私としては恋愛部門賞は
クピドの悪戯Ⅱさくらんぼシンドローム、コレで行かさせて頂きたいと思います。
では、これで程なく全部門の選考が
やっとこさ終わったので、「続き」にて漫画大賞の発表をば。
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