スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

面白いマンガとは。

以前、漫画「090」を紹介した時に、私が漫画をレビューする際のギャグテイストの作品の評価基準が低くなると述べましたが、今回はもうちょっと具体的に「私が面白いと思うマンガ」について喋りたいと思います。

はじめに:
一人一人の感性は当然十人十色であり、「面白いものは面白い」と言われたらそれまでですし、理屈で考えるものではないかもしれません。
ただ私が今まで生きてきて手元に残ったマンガを眺めてみると、どうやら好きなマンガの傾向が固められている為、改めて「私が考える」マンガの面白さを振り返ってみたいと思いました。
ただし、これはあくまで私の主観的評価であり他者に押し付けるものではないことを最初に断っておきます。

尚、今回の場合私が考える「面白いマンガ」とはあくまで「コミックスで読んでて面白いマンガ」とします。

①単発性と連続性
まず、漫画とは簡単に二つの分類に分けることができます。
それは
・一話完結型
・連続型
です。

一話完結型
文字通り、一話一話で物語が完全に決着しており、次回に展開を持ち越す必要がない。
一般的な例ではギャグ漫画がこれに当たる。一話単位で特に予備知識がなくても読めるのが利点。

連続型
一話完結型と異なり、一話一話で話が途切れることなく話の積み重ねで一つのストーリーを描くタイプ。
次回への期待を膨らます為、一話ごとの締めにいわゆる「引き」と言われる演出が挟まれることが多い。
一話で区切る必要がない為、壮大なシナリオを描くことができるが、長編になりすぎて10年近い連載になることも少なくない。

以上を踏まえた上で今度は雑誌と単行本の違いについて触れたいと思います。

②雑誌と単行本
そもそも、「マンガを買う」とは単行本を買うことだけを示す訳ではありません。
週刊、隔週、月刊、様々なペースで発行されるマンガ雑誌を買うことも勿論マンガを買うことに含まれます。

そして、雑誌と単行本について、私が思う「面白さ」の定義も若干異なってきます。

まず
・雑誌単位の面白さ
一つの刊として、「面白いマンガの数」が面白さを左右する傾向があります。
10段階をつけるなら最高点10のとびきり面白いマンガを一つ用意するよりも、7~8の普通に面白いマンガを多く並べることが重要です。「質より量」、遺憾ながら商業的にも成功を収めるのもこのタイプでしょう。
次に「バランス」。あるジャンルに偏ることなく、スポーツ、ヒューマンドラマ、ギャグetcが程良いバランスで連載されてるのが一つの雑誌としての「読み易さ」につながります。どんなに面白くとも絵柄も話も濃すぎるマンガばかりてば読者も取っつきにくいでしょう。
中でも特にギャグマンガというジャンルは、雑誌単位で見て濃厚な作品を連続で読んだ後でも笑いによってフッと一息つける「癒し」の効果があると考えます。

そして単行本との最も大きな違いは「一話完結型」の価値が高いということです。
単行本をコレクション的に連続で集める人は多いでしょうが、雑誌はあくまで「雑」誌であるが故単発で読む需要も当然生まれます。
その際、ギャグマンガのような単発性のマンガはその場限りしか読まないユーザーにとっては大変読み易いものに映ります。どれだけ名作でも以前からしっかりと目を通してしない作品は面白さも半減します。
また、雑誌の売り手側は買い手が単発購入で終わらないように何とか続きを読ませようと工夫します。つまり読み手に如何にして続きが気になるように働きかけるか、即ち「上手い引き」の重要度も高くなります。

対して、

・単行本単位の面白さ
雑誌がギャグマンガなり、上手い引き方なり一話単位での爆発力が重要視されるならば、単行本単位では一話単位で考える必要はありません。
あくまで単行本として面白いのであればいいのであって、続きが気になるような引き方をしても雑誌のように次週まで待つ必要は無く1ページめくれば次回が読めます。あくまで重要なのは「連続しての面白さ」であって、一話単位よりも長い目で見て話のピークまで持っていく構成力が必要になります。
簡単な例を挙げるならばマガジンの人気連載「はじめの一歩」、このマンガは現在週刊において他のマンガと比べてもお世辞にも毎回上手い引き方をしてるとは言えません。しかしいざ単行本で試合として見てみればどの試合もピークへの持って行き方はよく纏められています。
つまりこの作者は連続性による話の流れを長い目でよく分かっているのです。

③連続から生まれる面白さ
①、②を踏まえて改めて私が面白いと感じるマンガについて考えます。

最初に述べたように、あくまでコミックス単位で考えた時、①で述べたように単発性のマンガか、連続性のマンガか果たして面白いのはどちらでしょう?

私は、やはり何話も連続して生まれた積み重ねによる爆発力は一話単発単位での盛り上がりを上回ると思います。
加え、単発性のマンガ、特にギャグマンガは、ギャグという要素自体がどうしても何度も使い回されると冷めやすいことから、コミックスで何度も読み直して楽しむことには適していないと思います。
対して、話の連続からピークに持っていくパターンは下手すれば一回読み出せば何話どころか何巻にも渡って読み直す必要があります。これは即ち、長い巻数でも何度も読み直しやすいということです。

しかし流石に何十巻も一気に読み直すことは精神的にも時間的にも厳しい時があります。

そこで、有効なのは幾つかのパートに区切って結果的にある大きな目的に話を持っていくやり方です。

例としては、一試合という単位で話を区切るスポーツマンガ、更に長い目ならば「第○部」と話自体も毎部ごと区切る部構成のマンガです(jojoや修羅の門など)

更に女性が恋愛を題材とした「女性的な」少女マンガを好むように、私が男性であることからも、昨今流行の女性的な魅力を売りとした「萌え」傾向よりもどうしても「男性的で」燃えることができる作品に惹かれやすいです。
具体的にはやはり「闘争」を描いた作品には本能的に男らしさを感じます。
特に、スポーツはルールありきの闘争として、闘争本能を掻き立てる分かりやすいテーマと言えるでしょう。

~まとめ~
以上を持って、私の中で面白いマンガは

①コミックスで何度も読めるかどうか
②単発よりも連続
③スポーツマンガのように区切りが明確にある
④萌えより燃え(女性的というよりも男らしさ)

大きく見てこの四点に絞ることができます。
これからのレビューに当たっても上記の四点を満たしているマンガがどうしても評価が高くなっていくと思われます。

追記:
やや誤解を招く表現があったので若干文章を訂正しました。
独り言:
しかし、いざ読み返してみると、当たり前のようなことを長々と書いてしまった気もしますね(汗

スポンサーサイト

トラックバック


この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

マイナー漫画普及委員会( ゚ヮ゚)ノ

なにやら同士が漫画について語っているので、それに便乗してみます><第63回定例委員会議題:面白い漫画とは?条件1:アンリアル僕の考える漫画の魅力の一つとして、現実には存在しない世界を自由に作れるという事です。僕たち読者がそこに期待するものは「現実では味わ

はじめの一歩はじめの一歩#物事の開始の際に用いられる慣用表現。漫画『はじめの一歩』のこと。この項で述べる。古川元久(衆議院議員)著書『はじめの一歩~いまあなたにできること』(PHP出版/2006年10月発売)----『はじめの一歩』(はじめのいっぽ)は森川ジョージの青

修羅の門『修羅の門』(しゅらのもん)は、川原正敏の格闘漫画。月刊少年マガジンに連載されていた。.wikilis{font-size:10px;color:#666666;}Quotation:Wikipedia- Article- History License:GFDL

コメントの投稿

非公開コメント

>スポーツマンガのように区切りが明確にある

これって大事ですよねー。
ずっと同じセクションだけだと、そのセクションを受け付けないと、作品自体にとっつけなくなりますからね。
“このお話は好きだけど、これはダメだな”っていうのがあれば、それでも読み続けられるんですよね。


>私が男性であることからも、萌えることよりも燃えること

どっちも産み出したのは男じゃ(ry


>萌えより燃え

私は特別萌え(って言うのも凄くあほらしいんですが)の方が好きなわけじゃないんですよね。
ただ、昔見ていた様な“燃える”作品が陳腐に見えるんですよ。
少しは感性が肥えた事もあって、“バカ正直”の名の許のあれやこれやが見てて腹立つんですよ。
そんなんだったら、にぎやかに女の子がわいわいしてる方が好きなんですよ。

というか私は哲学を好む様なので、そういう内容が根底に流れてないと、ガチもんの漫画は読めません。
ネタやギャグでアホな事を言わせているぶんには構わないのですが、ガチで言わせてると吐き気します。

というわけで、ゾイド以来血がたぎる思いはしていません(´・ω・`)

>のっとさん
>パート別
区切りをつけてもらえると読み手は読み直す際、好きなパートを読むことができるので読み易いですよね。

>男であることから~
ああ、これは少し言葉足らずでしたね。
何て言うか、可愛らしさよりも男らしさを、男性の本能的に求めるってことを言いたかったんです。

>萌えより燃え
私自体も萌え趣向の作品が嫌いな訳ではないですよ。

ただ、どちらが面白いか、と言われると繰り返し読めるという意味で燃え主体の作品を購入しがちです。

また、触れられている「バカ正直」さっていうのは少年マンガにおいて、ある意味王道のキャラ傾向であり、そこに壁があるのなら熱血マンガ自体にも興味が薄れてしまうのも分かります。

現実ではあり得ないようなクサイ発言を平気で主人公はしますからね。そこにリアリティを求めると思ってるような期待は得られないと思います。
ただ、悲しいかな、男は元来女性より「馬鹿な生き物」であり、馬鹿らしさは男らしさと表裏一体として扱われることが多いですよね。そして根本的に男はその馬鹿らしさ、少年らしさに惹かれる傾向がある為、特に少年向けのマンガではこれからも熱血バカは生まれ続けると思います。

ですので、のっとさんがもし燃える作品を求める心がまだあるならば、一度少年マンガという枠組みを離れてみてもいいんじゃないでしょうか?
特にモーニングやビッグコミックといった青年向け雑誌の作品には、ワンピースやRAVEのような分かりやすいぶっ飛んだ熱血バカ展開というより(こういう展開も嫌いじゃないんですが)、台詞にも現実感を伴ったやや大人向けのドラマ作品が多いです。

例えば、おすすめしたいのは
「沈黙の艦隊」かわぐちかいじ(著)講談社モーニングKC
「マスターキートン」浦沢直樹(著)小学館
などです。
沈黙の艦隊は核戦争をテーマにした潜水艦の物語、マスターキートンは探偵推理と考古学が絡みあった人間ドラマです。
上記の漫画で語られる男らしさは政治や戦争の逆境に立たされた時の人間力であったり、ヨーロッパを舞台にした大人の哀愁含めた渋さであったり、熱血バカとはまた違った格好良さがあります。

血がたぎる程の燃焼はないかもしれませんが、両作とも非常にしっかりとした背景、現実感を伴ったシナリオで後半は読み応え十分です。こんな男のドラマもある、ということでもし機会があれば御一読されても損はないと思います。
カレンダー&アーカイブ(Tree)
04 | 2017/05 | 06
- 1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31 - - -

+ アーカイブ
 
カテゴリー
ブログ検索
最近のコメント
最近のトラックバック
プロフィール

M・E・R

Author:M・E・R
♂です。黒霧島が好きです。

※当ブログはリンクフリーです。

※記事と余りにかけ離れた内容のコメントはこちらで削除させて頂く場合があるのでご了承を。

LINK
カウンター
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。