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ガッツあるぜ!

さてさて・・久々の漫画レビューですね。今回は最近ドラマ化されたあの作品をば。

め組の大吾/曽田正人  ★★★★☆
(★は満点で5 ☆は★の1/2の評価)


第1話を読む

小学館 少年サンデーコミックス 全20巻

あらすじ:
朝比奈大吾は、子供の頃、火事の現場から自分を助けてくれた消防士に憧れて、自分も消防士になる道を選んだ青年。
消防学校での研修を終え、中央消防署・めだかケ浜出張所に配属された。
憧れの消防士になれた大吾は、大張り切りで出張所に行くが、所長の五味をはじめ同僚の先輩たちはなんとものんびりしていて、気が抜けてしまう。
めだかケ浜出張所、通称「め組」。
先輩の植木は、めだかケ浜の「め」だと言うが、周りからは「め」ったに火事がないからとか、市内一「め」でたい出張所だからとか、色々とバカにされていた。
やる気を失いかける大吾だが、初出動の現場で消防士の厳しさと、先輩たちのすごさを痛感する。
(以上出版社 / 著者からの内容紹介から引用)

レビュー:
この漫画、一言で述べるなら捨て巻がない。
20巻と言う程よい短さのせいか最初から最後まで一気に燃え尽きるような疾走感があります。
スラムダンク、JOJO、うしおととら・・その他どんな名作と呼ばれる作品も大抵はそこまで面白くない巻が1巻や2巻あるもんです。
しかし長期連載であるが故、穴があったら目立つもので全巻全てが面白い作品というのは大変稀な存在であり、話の「質」を保ち続けることは作る側から見ても困難窮まる仕事と言えるでしょう。

短すぎず、一気読みしても疲れず、終盤質を落とさず決してグダグダになることなくサッと終わらす。
そう言った意味で20巻前後という巻数はジャストな長さである。
この漫画を振り返ってみてそう感じました。

そしてこのめ組の大吾に限らず、曽田作品は全体的に一番面白い時にスパッと終わらす傾向にあります。
それは作者の方針なのかもしれませんが・・故に「面白かったのは憶えているけどどんな最終回は憶えていない」こともあるのがしばしばです(笑

話本編は、簡単に述べると
火事が起きる→め組(大吾の出張所)に出動がかかる→消火及び人命救助
このパターンの繰り返しです。

しかし最初は火事場で腰を抜かしてしまった大吾が徐々にその過程で「ファイアーマン」として成長を果たしていきます。

しかし、ただ成長していくだけではありません。
大吾は火事場、特に救命活動においてその超人的な能力を開花させ始めます。
それは時に異常なまでの勘の冴えであったり、時に常人離れした体力であったり、最初は素人と何ら変わらなかった大吾が凡人では決して到達できないような非現実的領域に足を踏み入れていきます。
この辺がまさに曽田流です。

同僚甘粕は大吾を「天才」と呼び・・レスキュー試験を担当した教官は彼を「悪魔」と形容とします。

しかしそれは決して誰もが羨むような「天才」の姿ではありません。

むしろ他では欠点ばかり、失敗もしょっちゅうあります。

しかし「レスキュー」という或る一点においてのみ才能を爆発させる。

天才なんて日常でそうそう実際に出会えるものではありません。
そう、つまり「天才≒非日常」であるのです。

彼が遭遇する災害もただの火事だけではなく、ハッキリ言って非日常的であり、有り得ない事件ばかりです。
しかしそれを滅茶苦茶な方法でも解決してしまう大吾の常人離れの能力もやっぱり有り得ません。

非日常を以って非日常を制す。故に天才であるのだと。

曽田正人という作者はシャカリキにしろ、昴にしろ、こういう天才の魅せ方が本当に上手いです。
ぶっ飛んだ救助活動は作中の大吾を見守る観衆にとっても、漫画を読んでる者にとっても衝撃です。
そして、私は漫画でここまで「天才というサプライズ」を描ける作者自身も「天才」であると感じざるを得ませんでした。

つまり、俗っぽい言い方かもしれませんが・・
「天才(曽田正人)は天才(大吾)を知る」
ってことなんでしょうかね^^;

最後に・・・作者は作中の「め組の大吾」誕生エピソードで以下のように語っています。
『僕は世の中にはカッコいいこととカッコよくないことの2種類しかないと思っている。男として、人間としてひたすら”カッコいいこと”を追求していきたい。”カッコいい”と思った瞬間それは作品になりえます。』
この言葉が物語る通り、特に後半のレスキューはまるで映画を見ているような臨場感と興奮、そして戦う男たちの”カッコよさ”があります。

「まがいものではなく、本当に熱い、カッコいいと言える漫画に飢えている」・・そんな方は試しに御一読されてみては如何でしょうか?b
【次回レビュー予告】

天/福本伸行
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