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乾坤一擲

さぁさぁいよいよやって参りました天王山!

この首位攻防に関してはできれば全試合レポートしたいところですが、色々忙しいのもあって、実際何試合できるかは定かではありません(-"-;)

『背番号7』

9/29 甲子園

阪神×中日 三連戦 第一戦

七回裏 神 1-0 中
二死満塁

この場面で打順9番ウィリアムスに代わって代打でコールされたのは、誰であろう昨年の打点王
今岡だった。

この回阪神は無死一二塁と中日エース川上を攻めたてるも中日の堅守に凌がれどうしてもあと一点が奪えない。

しかもこの後の8回、9回を阪神のリリーフ陣で安定して抑える力を持っているのは、久保田が復調の兆しを見せてはいるが現時点ではウィリアムスと藤川の二人しかいない。

その双璧の片割れであるウィリアムスも流石にこの二死満塁の場面では交代せざるを得ない。

つまり満塁のこのチャンスを無得点で終わればウィリアムスが消え、残された8回9回は藤川+他の不安定なリリーフでわずか1点のリードを死守せねばならない。

打てば投手陣に絶大な後押しとなる追加点、
逆に二死満塁を活かすことができなければ一転追い込まれるのは阪神である。

今の中日の試合終盤の粘りにはそれほどのプレッシャーがあった。

一回なら藤川で凌げる。
しかし残された回は”二回”なのだ。
目下HR王のウッズ、首位打者の福留を擁する中日打線には一点のリードなどあってないようなもの。

そのリードを守る切り札のセットアッパー・ウィリアムスに代打を送る。

その余りに重い重責を今岡に託した岡田監督。

そして右VS右ということもあってエース川上を信じた落合監督。

この采配が正に勝負の明暗を分けたと言っても過言ではない。

この勝負――――
勝ったのは今岡だった。

今岡らしく右におっつけた打球は、ダイビングキャッチした英智のグラブの先を抜く走者一掃の3点タイムリーとなった。

今の今岡はスタメンには出ることはできない。

しかし天王山の試合での二死満塁という極度の緊張が張りつめるこの場面で、一振りで試合を決めることができる勝負強さ。

去年チームを優勝に導いたあの無類のチャンスの強さはまだまだ衰えていない。

投げては下柳がウッズの打球を受け手負いながらもコーナーを巧みに突くピッチングで6回無失点。
藤川も8回途中から気迫の投球で終わってみれば完封リレー。

結果4-0で阪神は天王山緒戦を制し、連勝は9に伸びた。

そして藤川のリリーフを心理的に後押しするだめ押しの追加点を挙げた今岡の一振りは、第2のリリーフとして藤川を救援したと言えるのではないだろうか。

代打・今岡。
阪神に新たな切り札が誕生した試合でもあった。
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