▼秋のドラマ別感想
普段は余りテレビを見ない私でしたが、最近晩飯を食べる際にしばしばバラエティやドラマを見るようになりました。(と言っても主戦力は報○ステーションなのですが)
そんな訳で、突然ですが不肖ドラマに疎い私が果敢にも秋に新しく始まったドラマの中で現時点で面白いと感じた作品をちょこちょこピックアップしてみたいと思います。
【月曜日21:00~フジ系列】
のだめカンタービレいわゆる天下の月9。原作は人気少女漫画。
私もちょこちょこ作品名は耳にしてましたが原作はまだ未見。
しかしドラマ自体も漫画をベースにしてることもあってコマ割り、シーン展開のテンポの良さが目に付きました。
主演は上野樹里と玉木宏。
っていうか恥ずかしながら上野樹里というコをテレビで見たことがあってもちゃんと認識して見るのは初めてだったんですが可愛いですねー。
活発・不思議系の今回の役にも良くハマってると思いました。
そして気になったのはこの作品が
音楽を題材にしていること。
つまり漫画では表現できなかった音の世界を実写化により表現を可能にしているんです。これからも芸大を舞台にピアノが物語の柱になっていきそうですが原作ファンには一体この”音”がどう映っているのか?
配役の印象も含め原作から見た評価が今後のこのドラマ人気を左右するのかなー、と思ったり。
現段階評価:
★★★★【火曜日22:00~フジ系列】
僕の歩く道「僕の生きる道」では『世界に一つだけの花』という大ヒット曲を生み出し、「僕と彼女と彼女の生きる道」では子役『凛ちゃん』の社会現象を起こした草なぎ剛主演の人気ドラマシリーズの最新作。
(っていうかいつの間にかシリーズ化しちゃったんですかね?w)
ちなみに私は俳優・草なぎ剛の演技がとても好きです。
良く言えばSMAPを超えた演技、悪く言えばジャニーズらしくない演技。
ジャニーズにありがちな格好良さや明るさを売りにしないその演技は、もはや個性派俳優と言っても差し支えはないんじゃないでしょうか。
今回は自閉症の青年という難しい役ですが、淡々と感情を表に出さないその様子も渋く演じ切っています。
そしてこのドラマの面白い所は『自閉症の青年』が主役ということで、トレンディドラマにも関わらず色恋沙汰は二の次で人との触れ合い、それを通しての人間成長を主題に持ってきていることです。漫画や小説のドラマ化が主流の中で、完全にオリジナルな物語というのもイイですね。
主人公・大竹輝明は自閉症の側面で天才的な記憶力も兼ね備えているというどことなく
アルジャーノンを彷彿させる設定ですが、今後彼のその卓越した知能が周囲の人間との関係にどのような影響を及ぼすのかも見所の一つかもしれません。
時間がゆっくりと流れるような淡々としたドラマの作りですが、かと言ってまったり観れる訳ではなく、つい真剣に見入り、そして考えさせられてしまう。
そんなドラマです。
現段階評価:
★★★★★【金曜日22:00~TBS系列】
セーラー服と機関銃原作は赤川次郎。
1981年の同作の映画化では薬師丸ひろ子の「カ・イ・カ・ン!」という流行語も生み出しました。
そして今回再び実写化として現代に甦った訳ですが・・これまた原作は未見でしたが、何の事は無い、しっかりと泣かされてしまいました(ぇ)
勿論、セーラー服と機関銃という斬新な組み合わせがどういった経緯で生まれるのか、という流れも面白いのですが、それにまして良かったのが極道・目高組の面々の泥臭い熱さ。
ドラマではあまり見かけない任侠、男の世界。
そこにセーラー服というアイテムが若さを添えてはいますが、やはり泥臭いモノは泥臭いままな訳でw
逆に言えば長澤まさみという人気女優、そして極道とセーラー服(女子高生)というギャップがなければ到底トレンディの世界では男臭さすぎる気がしました。
ただ、その熱さも一話で一気に燃焼していく物語の作り方だったので、一度視聴すれば残念ながら次回はそれ程見たいとは思わないのが正直な所で;;
現段階評価:
★★★☆~総評~
全体的に今のドラマはやはり人気漫画や小説の実写化、もしくは過去の人気作のリメイクや続編といった主流が相変わらず色濃く続いてる印象です。
(前者は『のだめカンタービレ』、後者は『僕の歩く道』や『セーラー服と機関銃』が当てはまる)
つまりドラマ単体の勝負以前に、原作ファンや懐古ファンなど別クチでファンを取り込もうとする手法が好まれるようです。
もしくは名作と呼ばれるようなドラマを、今のテレビ局の脚本では作ることが困難になったか、ですね。
しかし中でも「引きこもり」や「ニート」と言った閉塞的な言葉が目立つ現代社会で、敢えて”自閉症の青年”の成長にスポットを当てた『僕の歩く道』は時代の風潮も加わり考えさせられるドラマとして共感、注目を集めていくと予想してみます。
と、簡単にまとめてみましたが・・
本当は一番期待してたドラマは
コレだったんですが・・
予想通り見れない罠(´・ω;`)うらむぜテレビ東京系・・
以下懐かしの、”あの”ゲーム機のゲームたちについての戯言です。
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