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夢散った女王 返り咲いた女王

今日はあの日本中が歓喜に湧いた瞬間にプレイバック。

いや~久々に見ましたよ金メダルを取った瞬間をリアルタイムで!

しかも女子フィギュアスケートと言えば正に五輪でも花形。なんでこの人たちがスポーツしてるんだ?と疑問を感じる程モデル級の美女たちが銀盤に舞い、競い合うその様は夏季五輪で言えば陸上男子100mに匹敵する程個人的には世界中の注目を集める競技だと思います。

その表彰台に日本人が上り君が代が流れた。

軽々しく使う言葉ではないかもしれませんが、日本のスポーツ史に残る歴史的快挙だったと思います。

確かに今回の女子フィギュア日本勢は周知の通り前評判は高かったです。
しかし、才能がひしめき合ってはいましたが、金を誰かが取れるだろうと確信できる程突出した存在はおらず、世界の壁はまだまだ高い、それが素人なりですがオリンピック開催直前の私の印象でした。

特にライバル達の中でもスルツカヤという存在は際立っていました。もはや数え切れない輝かしい戦績を残し、円熟味を増した彼女の演技は正に女王。女子ゴルフで言うならソレンスタムがそれに当てはまると言っても過言ではないでしょう。

私も何度か彼女の演技を見ましたがとにかく美しい。転倒する雰囲気なんて毛頭見えず、こう言ったら何ですがたとえ四回転ジャンプを成功したとしてもそうそう勝てる気なんてしないんじゃないかと。

荒川はたしかに素晴らしい演技を披露し190点を超えるという高得点を叩き出しました。

しかしそれでも演順ラストに現れたスルツカヤの姿を見た時私はまるで自分のことのように不安を隠せないでいました。
しかも数々のタイトルを総ナメしてる彼女も五輪の金メダルにだけは未だ縁がなく、その分人一倍この演技に賭ける想いは強かった筈です。

しかしまさかの転倒。

事実上この瞬間勝利の女神は荒川に微笑み、スルツカヤはソルトレークに引き続き涙を飲むことになりました。

そして結果金メダルに輝いた荒川ですが、フィギュア日本勢でも実力的にも筆頭と言える存在ではありましたが、世界選手権を制した二年前とは異なり、昨年は伸び悩み一度は引退を考えました。

年齢的にもベテランの域に入り、それ故次々に出てくる日本の若い芽に焦り、内心苦しんだのは想像に固くありません。

しかし彼女は再び表彰台の天辺に還って来ました。しかも五輪という最高の舞台で。

金メダルを誇らしく掲げる彼女の笑顔は本当に輝いていました。女性はやはり笑顔が美しい、そして彼女自身もここまで美しく笑うことができるのは人生で何度もないでしょう。苦しんだからこそたどり着いた、文字通り100%の笑顔がそこにありました。

最後になりましたが、今回の女子フィギュアで感じたこと、それは五輪で勝つ為に必要なのはやっぱり運であるということ。
運も実力のうち。正にその通りです。
アメリカのコーエンは二度の転倒があったにも関わらず銀メダル。両方とも成功していれば配点の上では荒川も及ばない高得点の筈でした。勿論コーエンの後に演技した荒川がコーエンを見て構成の難易度を下げたのもありますが、そう考えると演技順そのものも運が荒川に傾いたとも言えるでしょう。

実力を超えた運をたぐり寄せ、さらには日本唯一のメダルであるこの金は本当に価値があるものだと思います。

改めておめでとう荒川!!そして感動をありがとう!!
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